暑い暑い一週間でした。
猛暑続きとなりました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
身体に熱がこもり、何となくダルイ感じが残ります。
年々暑さも厳しくなりますね。
今週は、六本木・国立新美術館に出掛けました。
貴婦人と一角獣展。
フランスの至宝と言われるタペスリー(織物)が謎めいた絵画のようになっています。
(この企画展は、今週末までです。)
4月から開催され、NHK・日曜美術館などでも取り上げられたので、ご覧の方も多いのではないでしょうか。
所蔵しているフランス国立クリュニー中世美術館は、今改装中のため、その間だけ特別に貸し出しを許可したとの事です。
(フランスっぽいですね~)
15世紀作製とあって、タペスリーの下部は、劣化していて、新たに作製しなおし継ぎ足しをしたそうです。

6枚のタペスリーが意味するもの。
「触覚・味覚・聴覚・視覚・嗅覚」の5枚。これは、5感を意味し、
そして、最後の1枚は、「我が唯一の望み」。上記の写真
これは、5感を超越した理性・第6感を意味しているとも言われています。
15世紀にリヨンで代々司法官を務めたヴィスト家が特別注文した品ということで
謎が多いようです。
リヨンは、絹や織物産業が有名ですから、一流の職人さんが何年もかけて取り掛かった
作品なんですね。
中央に貴婦人・左に獅子・右に一角獣。
その他、侍女・うさぎ・犬・猫・猿・鳥など。
背景は、百花文様(ミル・フルール)と呼ばれる愛らしい花柄が特徴的でした。
これは、当時の流行模様だったようです。
物語仕立ての織物。近くで見ないと絵画のようでした。
リヨンという町の特徴が活かされ、西洋らしい芸術品でした。
なかなか見ることが出来ない展示ということで、猛暑の中、開館と同時に沢山の方が
見えていました。
私も最後の週に見に行くことが出来て良かったです。
20130714 はがゆうこ