立冬を迎えました。
柿・栗・かぼちゃ・さつまいもなど、実り深い秋の味覚を楽しんでいらっしゃる事と思います。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
少し旬の時季は過ぎましたが、無花果について、書きたいと思います。
私の好きな作家・高樹のぶ子さんの旅の記事に掲載されていました。
旧約聖書の創世記に登場するアダムとイブ。
「エデンの園で禁断の果実を食べた」
(これは蛇にそそのかされて食べたのですよね。確か。)
この「禁断の果実」は、高樹さんも私も!林檎だと思っていました。
本当は、林檎ではなく無花果だったそうです。
「自分たちが裸であることに気づいて無花果の葉で作った腰みのを身につけた」
と続いています。
ここまで読めば確かに無花果なのかな、と思います。
一般的には、林檎と知られていますよね。
では、どうして無花果だったのか、高樹さんが知ったのでしょうか?
それは、イギリスのノーベル文学賞作家・コールズワージーの「林檎の樹」の文献を調べていくうちに
「無花果」と記載されていて、現地に訪れた際にも教えて頂いたそうです。
無花果と林檎。イチジクとリンゴ。
私は、漢字で書くほうが、芳醇な雰囲気がして好きです。
神話や文学にもよく登場する神秘的な赤い実。
どちらも大好きな禁断の果実です。
20141108 はが ゆうこ
無花果と林檎。秋の色合いのお花とともに。
禁断の果実を、パクリ!といただきます。